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Pearをレンタルサーバーにインストールする

レンタルサーバーでは、インストールされていないので新しいpearライブラリを使えない。
また、インストールしようとしても「アクセス権がありません」と出て触れない。これはpearが共有されているから。

Net_UserAgent_Mobile_GPS試したいな…。
pear install -f -o Net_UserAgent_Mobile_GPS
あれインストールできない(´・ω・`)とかしている諸君、それを使うには自分のスペースにpearをインストールしなきゃいけないんだぜ!

※さくらインターネットの場合。
1. UTF-8 TeraTerm Proを使ってSSHでログインする。
[アカウント].sakura.ne.jp
id:[アカウント]、password:[サーバーのパスワード]

2. ログインできたら、pear listをしてみる。
これが今使えるpearライブラリのリストになります。少ないw
%pear list
Installed packages, channel pear.php.net:
=========================================
Package Version State
Archive_Tar 1.3.2 stable
Console_Getopt 1.2.3 stable
DB 1.7.13 stable
HTML_Template_IT 1.2.1 stable
HTTP 1.4.0 stable
HTTP_Client 1.1.1 stable
HTTP_Request 1.4.2 stable
Mail 1.1.14 stable
Net_SMTP 1.2.10 stable
Net_Socket 1.0.8 stable
Net_URL 1.0.15 stable
Net_UserAgent_Detect 2.4.0 stable
PEAR 1.6.2 stable
Structures_Graph 1.0.2 stable
XML_Parser 1.2.8 stable
XML_RPC 1.5.1 stable

3. .pearrcファイルを新規作成する。pearの設定ファイルです。
%pear config-create /home/[アカウント名] .pearrc

4. configの設定を行う。これで自分のレンタルスペースにpearをインストールできるようにします。
%pear config-set bin_dir /home/[アカウント名]/pear/bin
%pear config-set download_dir /home/[アカウント名]/pear/temp
%pear config-set temp_dir /home/[アカウント名]/pear/temp

5. 自分のレンタルスペースにあるpearを実行するためにパスを通します。これでディレクトリ名を省略して実行できるようになります。
ホームディレクトリにある.cshrcファイルのset pathに追加します。FTPでダウンロードして普通にテキストエディタで編集してアップ上書きでok。
17行目
set path = (/sbin /bin /usr/sbin /usr/bin /usr/games /usr/local/sbin /usr/local/bin /usr/X11R6/bin $HOME/bin)

set path = (~$HOME/pear/bin /sbin /bin /usr/sbin /usr/bin /usr/games /usr/local/sbin /usr/local/bin /usr/X11R6/bin $HOME/bin)

6. PEAR本体をインストール
%pear install PEAR

7. チャンネルアップデート
%pear channel-update pear.php.net

8. 使いそうなライブラリを適当にpear install

%pear list
Installed packages, channel pear.php.net:
=========================================
Package Version State
Archive_Tar 1.3.2 stable
Auth 1.6.1 stable
Auth_RADIUS 1.0.6 stable
Auth_SASL 1.0.2 stable
Cache 1.5.4 stable
Cache_Lite 1.7.4 stable
Console_Getopt 1.2.3 stable
Crypt_CHAP 1.0.1 stable
DB 1.7.13 stable
File_Passwd 1.1.6 stable
HTML_Common 1.2.4 stable
HTML_QuickForm 3.2.10 stable
HTTP 1.4.0 stable
HTTP_Client 1.1.1 stable
HTTP_Request 1.4.2 stable
Log 1.11.0 stable
MDB 1.3.0 stable
MDB2 2.4.1 stable
Mail 1.1.14 stable
Net_POP3 1.3.6 stable
Net_SMTP 1.3.1 stable
Net_Socket 1.0.8 stable
Net_URL 1.0.15 stable
Net_UserAgent_Mobile 1.0.0RC1 beta
Net_UserAgent_Mobile_GPS 0.1.0 alpha
PEAR 1.7.2 stable
Pager 2.4.6 stable
Structures_Graph 1.0.2 stable
XML_Parser 1.2.8 stable
XML_RPC 1.5.1 stable

9. 最後にphp.iniに追加
さくらの管理画面にログインし、「PHP設定ファイルの編集」
include_path=".:/home/[アカウント名]/pear/php"

10. 以上でインストール完了になります。

Web担当者を育てるコミュニケーション力

「Web担当者を育てるコミュニケーション力」と「いちばんやさしい!ファイナンスの本 」

Web担当者を育てるコミュニケーション力 玉井 光則 (著), 佐藤 有美 (著)
単行本(ソフトカバー): 160ページ
出版社: 技術評論社 (2008/4/19)
ISBN-10: 4774134678
ISBN-13: 978-4774134673
発売日: 2008/4/19
商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.8 cm

Webを勉強していない、あるいは今月Web担当になりました的な人と遭遇した場合、webについて説明しなければならない。その時にわかりやすい言葉で説明できなければ…
担当者: 「あーwebって難しいね。またの機会にするわ」
こんなことになったり、
担当者: 「webってこんなイメージがあるんだよね。だから自分の考えではこうすべきだと思っている」
向かうべき所からずれて失敗することになる。

しかし、この本があれば大丈夫。これにはWebが何者で何が必要なのかすべて書いてある。
この本をその担当者に読ませるか、自分で読んで中身を伝えてあげれば良い。

いちばんやさしい ファイナンスの本 保田 隆明 (著)
単行本: 224ページ
出版社: 日本能率協会マネジメント 出版情報事業 (2008/3/21)
言語 日本語
ISBN-10: 4820744992
ISBN-13: 978-4820744993
発売日: 2008/3/21
商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.8 cm

決算書ってなんですか?自己資本比率ってなんですか?
倒産するってどういうこと?無限に借金できる日本。これは一体どういう仕組み?
買収・合併とは?株価ってどう決まる?

その辺りのよくわからないようなことが一括解決。
なんとなくお金の流れがわかる。
買収金額の決定する計算式の考え方とか面白かった。この考え方は他でも応用できそう。

Googleに発言検索とwhois検索が追加


Googleに発言検索とwhois検索が追加されたようだよ。

http://www.mattcutts.com/blog/nice-news-quote-feature/
Or that you can type in [whois example.com] and we’ll give you some
information about the domain. Or that you can type in an airline flight
like [aa 125] and get up-to-the-minute flight status. Users don’t have
to do anything special, but we work hard to show something helpful for
each search.

Google(今は米国のみ)のショートカットで、”whois ドメイン名”で検索するとdomaintools.comの提供するドメイン情報へのリンクが一番目に出てくる。

言語セットが英語でないと上部に表示されない、さらにまだマイナーな俺のサイトのURLとかは検索できないらしい。
“whois mryworks.com”とかしても無視された。

“whois google.com”なら検索できた。
http://www.google.com/search?hl=en&q=whois+google.com

昔、googleは2004年頃whois searchとか作ろうとしたんだ。

Google、whois検索を搭載 – Google whois Search

Google が新たな検索機能を搭載した。今度はドメイン情報を検索できる whois機能だ。

whois 検索は、Google 検索ボックスに “whois” の後に半角スペースを入れてドメイン名を入力する。例えば google.com の whois であれば検索ボックスにwhois google.com と入力する。すると Google検索結果の画面上部に whois 情報ページへのリンクが表示される。

Google whois検索. ドメイン google.com の whois へのリンクが表示される

リンクをクリックすると当該ドメインの情報が表示される。whois データベースは世界中のドメインの whois検索が可能な Global Whoisと連携している。

でも反発があって?使えなくなったって訳。
「グーグルよ、Whoisにちょっかいを出すな」:ネットワークソリューションズ

今回はその問題は解決されたのか、Domain Toolsと提携したらしい。
そして、論点は「googleはこのwhoisデータを検索結果に利用するのか?」という所へ。

当然、whois情報を使えば、そのドメインを所有する人の名前と住所などがわかるわけです。
・代行業者名義にしている場合ペナルティとか課されるんじゃないか?
・古いドメインを再取得したらCreated Onっていう値の日付が更新されるんだけど、この値を使えば再取得日以前の外部リンクを無効化できるんじゃない?

まぁどうなるかわからないけど、googleに”できる事”が増える。

ポイント販促と功罪

「カード使ってマイル」サービス絞る動き 収益悪化背景
カード会社が利用者への「ポイント」発行のサービスを絞り始めた。人気の高い航空会社の「マイレージ」(航空券とも引き換えられるポイント)との交換比率を引き下げたり、電子マネーへの入金時のポイント付与をやめたり。カード会社の収益悪化が背景だ。

おもしろそうな記事があったので、これを機会にポイント販促について語ってみたよ。
楽天市場のショップの人からもポイント広告とロイヤリティでしんどいって聞くしね。
それでは問おう。そもそも、ポイントにしがみつく価値はあるのか?

「ポイント販促」
「ポイント販促」は、主に次のような場合に実施される。
・ポイントインセンティブによって、集客力を高める場合。
・年末など大きな販促合戦などで、利益を無視してでも競合からシェアを奪いたい場合。
・競合が実施しているので対抗する場合。

ポイント10倍のような「販促」を実施すると、普段と比べて売上が20~30%増える
“20~30%増”という数字が意味するのは、新規顧客が来て買い物をしてくれているからだ。と考える人が多い。

しかし、それは違う。
・新規顧客も多くの買い上げをするがその絶対額は売り上げ増加分の一部でしかない。
・売り上げ増加分の大部分は、普段の上位顧客によるものである。
・ポイント販促に耐性のある顧客の存在。

ポイント販促に耐性のある顧客とは、
「ポイントアップキャンペーンはまだか」「このショップは1ヶ月毎にキャンペーンしてるよ」
というような情報を知っており、ポイントアップキャンペーンまで”買い控え”(*1)をしているような顧客である。

もしも万が一、顧客の囲い込みが成功し、利益が確保できたとしても、ポイント販促にはまだまだ疑問が残る。
・ポイントパワーに頼りすぎて販売努力をしなくなる。例えば、情報デザインの検討などできる事を怠っていないか?
・結局、ポイントばら撒きは単なる値引きである。薄利多売になるなら、会社が疲弊していくだけだ。
・顧客はポイント10倍に半分喜びながら、半分は価格の正当性を疑ってかかるようになる。そして、買い控えをする客(*1)を生み出す。

ポイント販促に限らず言える事は、
・どのような論理で売上が増えるのか?
・企業の対顧客戦略として、本当に有効なのか?
この問いに対する答えが用意できて初めて、広告を実施すべきということ。

*1 “買い控えをする客”:米ウォルマート社のEDLP(everyday low price)戦略の成功から考えても、価格の正当性は企業として死守する項目の一つなのではないかと思う。

Web広告について詳しくない担当者がとても多いよ。
この機会に会社の広告戦略を見直してみてください。

少々誤解が、EDLP(everyday low price)戦略=安売り戦略が良いと言っているのではなくて、”価格の固定化”を支持しています。